勉強できない子供は悪くない、勉強させられない親が悪い

勉強できない子供は悪くない、勉強させられない親が悪い

うちの子はなぜ勉強しないのか?なぜ勉強できないのか?そんな子供に勉強させるためにはどうしたら良い?

今日はそんな疑問について考えていきます。

この記事を書いてるのは、我が子を5歳で自主的に勉強する子に育てた、勉強好きの研究者です。私自身、趣味で英語の教育論文を読むほど勉強好きです。

でも、高校までは全く勉強しなかったし、できなかったので、子供が勉強しない気持ちもよく分かります。

私が昼寝してる間に勝手に勉強する娘

そんな私が、勉強を自主的にするようになる方法を書きました。「勉強しなさい」といくら言ってもしない!という方はぜひご覧ください。

きっと、勉強に前向きになってくれると思います。

勉強できない子供の親はベネフィットの説明が足りてない

勉強できない子供の親はベネフィットの説明が足りてない

ベネフィットとは利益のこと。

・体重を結婚式までに45kgにして、綺麗な姿をみんなに見せる

・たばこを1日1本づつ減らして、健康な体を手に入れる

・プログラミングを勉強して、給料を上げる

「綺麗な姿をみてもらいたい」「健康な体を手に入れたい」「給料をあげたい」この部分がベネフィット(利益)人はベネフィットを手に入れるために行動します。

一方で、「今日は食事抜き」「今日はたばこ抜き」といきなり言われても納得できないですよね。ベネフィットが示されてないからです。

「勉強しなさい!」はベネフィットが示されてないですね。だからダメ。

そもそも、「勉強しなさい」は親のベネフィットですよね。勉強しても子供にベネフィットはない。

じゃあ、ベネフィットを示すために良く使われる「将来の選択肢が増えるから、勉強しておいた方が良いよ」はどうでしょうか?子供はどこまでベネフィットを理解できるでしょうか?

「夢や目標がない子どもは多い。彼らは学校からいい点が取れるように勉強させられますが、学校や教師は、なぜいい点を取ったほうがいいのか、その先に何があるかは、あまり語らない。だから、子どもにすれば点数を上げる意味がわからないんだと思います」

東京大学 謎解きクリエイター 松丸亮吾さん

その通りだと思います。親ですら説明できてない。

ベネフィットを与える1番手っ取り早いのが、なりたい姿(ロールモデル)を見せること

医者の子供が患者さんに感謝される親の姿を毎日見てたら、医者になりたくなりますよね?だから頑張って勉強する。この場合のベネフィットは例えば「患者に感謝される価値のある人になる」「人を救って素敵な人間になる」です。

乳幼児のベネフィットは「親と楽しく遊べる」です。だから、「我が家では勉強を必ず親が横について楽しくやる」というのを心がけてます。「勉強=お父さんと楽しいことできる」という意識を持たせてます。

つまり、親の役割は勉強に対するベネフィットを感じられるようにすること!

そうは言ってもロールモデルを示すのは難しい、そんな時は近くて小さいベネフィト示す

ゲームはなぜハマるんでしょうか?答えは、小さなゴールがたくさんあって成果が目に見えて挙がるからです。頑張れば、武器が手に入って、レベルが上がる。成長している疑似体験ができるから楽しい。

だから勉強も、すぐできる(近いゴール)、小さなゴールを設定してあげて、成長しているというベネフィットを与えてあげる。

これは会社の部下育成でよく使います。

若い人は会社をなぜやめるんでしょうか?答えの一つは成長を感じられないからです。

だから、毎日「今日はコレができて成長できたね」「この仕事を通じて〇〇の技術を身につけよう」と動機づけしています。部下は成長を感じられれば前向きに仕事をしてくれます。

そして成果を残してくれます。そして私が出世する(笑)

脱線しましたが、我が家では勉強を必ず親がついて行います。そして、正解不正解は気にせずに楽しくやります。なぜなら、勉強は親と楽しくふれあえるというベネフィットを与えるためです。

勉強させたかったら、我が子のベネフィットはなにかを良く考えましょう!

近いところにゴールを設定するのも重要です。なぜなら、いくらベネフィットを理解できても、ゴールが遠いいと頑張れないからです。

私は毎日7000歩くと決めていて(すくなっ!)、今日はちょっと足りないから、途中まで歩いて帰ろうと、やってます。これが1年(365×7000歩)=255万歩が目標だったら、「今日は少ないけど、明日また頑張ろう」となってしまう訳です。

ゴールはすぐできて近い方がやる気がでます!ゲームと同じ。

そうやって取り組んでいるうちに、ゲーム感覚で勉強が楽しくなってくれれば、うれしいですね。

勉強できない子の親は「自発的にやらせる」という点を軽視している

勉強できない子の親は「自発的にやらせる」という点を軽視している

医者の例も幼児の例も、大事なのは「子供が自発的にベネフィットを作り出せる」状態にすることです。

「医者になると人を救って素敵な人間になれる」と親から1000回も説得されるより、「医者になりたい!」と自発的に思った方が頑張れますよね?

よく頭の良い子は「親から勉強しろ」と言われなかったと言いますよね?つまり、自発的に勉強したんです。人は他人から言われたことより、自分で決めたことの方が頑張れます。

だから、「勉強しなさい」ではなく、「自発的に勉強する動機を作る手伝いをする」。これが親の役割です。

自発的に勉強する能力こそ育てるべき

これからは変化の激しい時代です。求められる知識がどんどん変化していきます。例えば、20年前学校教育にプログラミングなんてなかったですよね?今、成功している人は自分で勉強したんです。

子供が大人になる20年後がプログラミングのコーディングなんて機械がやってるかもしれません。だから、時代の変化に合わせて必要な知識を学んでいく能力こそ必要です。

大学入学がゴールじゃないんですね。そんな人ばかりだから、社会人になって勉強すると勝てる(笑)。そして私は海外の教育論文を趣味で読むくらい勉強好きです(笑)

私がそれほど偏差値高くないのに、東大卒の部下を引き連れて成果を残せる理由は、社会人になってからも勉強し続けたからです。「勉強しなさい」って言われて偏差値高い大学出た人は、大学卒業したら勉強は終わりだと思ってるんです。

でも、社会から求められていることは日々変化してる。だから勉強しないと、社会の要求に応えられないんです。

結果、東大卒じゃなくて、大人になっても学び続ける人が勝ちます。だから私は我が子の成績は、たいして気にしません。それよりも学び続けるマインドを養います。

ゲームから学ぼう

下表は 「ゲームと学習」について研究している東京大学大学総合教育研究センター講師の藤本徹 さんの図です。

「なぜゲームにハマるのか?」を考えて勉強に生かそうという取り組みです。

プレジデントオンラインから引用

ゴールはベネフィットと同じような意味で使われてますね。そして、「勉強しなさい」がいかに意味のない言葉か分かります。

一方で賢い親は、そんな単純な言葉ではなくて、上表のように「どうやったら勉強してくれるか」を考えて、分析して、行動しています。

その結果、「勉強しなさい」を言わないという結論に辿り着いているのかもしれませんね。

図のルールという点では、テストは「良い点取れなかった」ではなくて「自分が分からい箇所が分かったラッキー!次はここを勉強すればもっと成長するね」くらいに思うと良いかもしれません。

親に「テストの点が足りない」とか言われること程、ウザいことはありませんからね。

具体的にどうやって動機づけさせるか

基本的には促して待つ。だと思っています。

私は高校までほんとうに落ちこぼれでした。でも、自分で勉強しよう!と思ってから爆発的に伸びました。勉強しないない分、分かるようになった楽しさと、成績がどんどん上がっていくのがゲームの様で楽しかったからです。

いやそんなに待ってたら落ちこぼれてしまう

そんな方はなりふり構わずご褒美つるのが良いと思います。

ほんとうは勉強の目的がご褒美になってしまうので良くないですが、もともと勉強を全然しないので、そんなことも言ってられません。

ただし、永遠にご褒美でつることもできませんので、小さなゴールと成長を認めて、勉強を習慣づけていく必要がありますね。

その第一歩としてご褒美は最強です。

【まとめ】勉強できない子の親は「勉強しなさい」に意味がないことを理解しよう

【まとめ】勉強できない子の親は「勉強しなさい」に意味がないことを理解しよう

実はこの記事で書いたことは、子供ではなく部下に実践して成果をあげています。人を動かして成果を挙げる方法です。もちろん我が子も自主的に勉強する子になっていますが、まだ6歳なので実績はこれからです。

しかし、思考能力が高い大人で効果があるということは、子供にも通じると思っています。

その意味で、思考能力の浅い、幼児期からしっかり動機づけを行って「勉強って楽しい!成長って楽しい!」と思わせることが大事ですね。どうしても、学校に行くと「勉強ってつまらない」と洗脳されるので。

この記事をまとめると、「勉強のベネフィットを理解させ、それに向けて小さくて近いゴールを設定して、成長してる感じを満たしてあげる」こと。加えて、できるだけ自発的に勉強できるように促してあげること。です。

そして親の役割は自発的に勉強する環境を作ってあげること。

以上、勉強好きの研究者の取り組みでした。

もう一度、我が子の勉強するベネフィットは何かを考えてみてください。