世界では非認知能力が教育トレンドの1つです。
「社会で成功するためには非認知能力が必要」と分かってきたからです。
ビジネスでもAI、自動運転、モノからコトへの変化、などもの凄い速さで変化し、求められる人材もどんどん変わってきています。
そんな中、日本の教育方針はどうなってるんだろう?もしかして変化してない?子供がもうすぐ小学生だから知りたい!
という疑問があり、いろいろ調べました。
端的に言うと、「今の学習指導要領って非認知能力を重視してるのかな?」って調べたので、参考にしてください。
文部科学省は非認知能力を重視してた!
調べたら、バッチリ重視してました。疑ってごめんなさい。
幼稚園教育要領
2017年改定された幼稚園教育要領を読みました。
驚くことに、幼稚園教育要領は非認知能力を育てることを重視した内容。
幼稚園はどちらかというと、英語やったり、勉強をしたり、早期教育のイメージがあったんですが、
真逆で、遊びを通じて幼児の主体性や好奇心を育て、学びに向かう力を形成していくことが中心に書かれていました。
これは、これまで勉強してきた非認知能力の育て方と完全に一致します。
「小学校でいち早く勉強に慣れる準備をしましょう」という、いわゆる早期教育的な内容は、ほとんどありませんでした。
文部科学省の官僚は素晴らしいです!
「私が読んだ教育論文200報」なんて当然読んでます!的な内容でした。
小学校学習指導要領
小学校は2020年より、小学校学習指導要領が改訂になるので、その内容から文部科学省の思いを読み取っていきます。
人工知能が自ら知識を概念的に理解し,思考し始めているとも言われ,雇用の在り方や学校において獲得する知識の意味にも大きな変化をもたらすのではないかとの予測も示されている。
小学校学習指導要領 改定の経緯より引用
改定の背景に人工知能やディープラーニングなどの先端技術の影響も、しっかり考えられてるね!
こんな時代背景の中、文部科学省は「生きる力」が大事だと考えているようです。
予測困難な社会の変化に主体的に関わり,感性を豊かに働かせながら,どのような未来を創っていくのか,どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え,自らの可能性を発揮し,よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力を身に付けられるようにすることが重要であること,こうした力は全く新しい力ということではなく学校教育が長年その育成を目指してきた「生きる力」である
小学校学習指導要領 改定の経緯より引用
完全に同感(えらそう・・・)。<br>まさに、非認知能力のことを言ってるよね。
ビジネスでも、勉強ができても上司の指示に従ってしか仕事ができない人よりも、課題を自ら発掘して、主体的に解決していける人材が求められてます。
なぜなら、前者は代わりがいくらでもいるけど、後者はいないから。
まさに、文部科学省の育成したい人材と一致してますね。
そんな事できる人は上位5%くらいのイメージですけどね!
やはり従来の求められる人材(偏差値が高い)を育成するための教育法を忘れて、未来を考えた教育方法を模索する必要がありそうです。
文部科学省官僚の本を読んでも、やはり非認知能力は重要
非認知能力の重要性はもちろん、
学習指導要領改定に至る経緯や思い、改定内容の説明が書いてあります。
文部科学省の官僚は、未来を見越して、必要になる人材かを考え、教育指導要領を作成しているんだと分かりました
教育に対する官僚の熱い思いが知れる1冊でした。
いろいろ調べたら文部科学省をリスペクトする気持ちが生まれてきました!
文部科学省は素晴らしいのに、良い先生がいないのはなぜ?
私は小中高と「素晴らしい先生」に出会いませんでした。
たまたまかもしれませんが、1人もいないのはおかしいので、理由を考えてみました。
良い先生に出会えなかった理由
- 部科学省の方針が現場に伝わっていない
- 伝わってるけど、先生が忙しくて実行できない
- 伝わってるけど、先生が理解できてない
→社会経験が少ないから?
学校選びとは「文部科学省の教育方針を実行できる」先生がいる学校を選ぶ行為かもしれません。
それが、偏差値の高い学校なのかもしれませんね。
【まとめ】文部科学省は非認知能力向上を目指している
調べたら、思った以上に文部科学省は非認知能力を重視。
世間の「偏差値至上主義」との乖離に少し驚きましたが、文部科学省の指導要領を私は支持します。
なぜなら、教育論文を読んでも、ビジネス観点で見てみ、将来を想像しても、必要なのは最低限の学力と高い非認知能力だと思うからです。
以上、頑張って子供の非認知能力を育てます!
非認知能力について知りたい人は、「【厳選3冊】読んだ次の日から子供を変える非認知能力の本」を参考にしてください。