私が世界の教育研究の論文200報読んで感じたのは、日本の教育と世界の教育の差でした。特に非認知能力の育て方。
お願いです。ランチ1回我慢して、1冊で良いので読んでください。きっと、みなさんが知っている日本の子育てとの違いに気がつき、お子さんを成長させられます。
ここで紹介する本は、世界の教育研究の論文を200報以上と、非認知能力の本を50冊以上読んだ私が、子育の成長につながる観点でおすすめする本です。
50冊の育児本を私がスクリーニングしてくれたと思ってください。
50冊から非認知能力の本を3冊厳選
全て科学的根拠に基づいた本。 ポップでキャッチーなエッセイに勵まされたい人には向きません。
本気で子育てについて知りたい方だけ読み進めてください。
- 科学的根拠がしっかりある方法で子育てをしたい方
- 自らの考えで子育てしたい方
- 非認知能力を根本から理解したい方
本当に読むべき育児本は3冊だけです。親も子供も変わります。
「非認知能力」の育て方:心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育|ボーグ重子
「全米最優秀女子高生」を育てた日本人ママが書いた「非認知能力の育て方」です。
実際の子育ての中でのつまづきや自身の葛藤を通し、どの様に子育てをしてきたかがわかりやすく書かれています。
その中でも非認知能力の重要性に目を向け、科学的根拠に基づき子育てに実践されています。読み手にとって、子供のこれからの育ちを想像し、照らし合わせながら読み勧めていくことができる良書。
なぜこの本をはじめに紹介するかと言うと、
- 非認知能力がなぜ重要なのか?科学的根拠は?
- 具体的にどうやって伸ばせばよいのか?
の2つが分かりやすく書いてある唯一の本だから。非認知能力を本気で知りたいという方におすすめです。
しかも「日本の母親像からアメリカで活躍する母親になるまでの波乱万丈ストーリー」が心掻き立てられます!「明日から私は変わるぞ!」と思える本!
日本の子育てとの違いに驚愕します。アメリカNO.1の娘を育てた方法を、ランチ1回分で手に入れましょう。
私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む|ポール・タフ
AMAZONのベストセラー書籍です。
貧困世帯の子供を教育で救おうと活動しているポール・タフさん。その思いが本からにじみ出るような1冊。
本書は、科学的根拠に基づいて「格差を乗り越えるためには、どう教育したら良いか?」が詳細に記されています。「世界の有用な教育論文を子育てに活かしたい!」と思う方は、この本が難しくて読めなければ、他の本は諦めてください。それほど簡単に書かれている1冊。
実は、この本でも挫折する人がいるんじゃないかと思い、教育論文をまとめ始めたのが、このブログをはじめた理由の1つです。
「成功するための子育て」観点で書かれた本がほとんどですが、この本は違います。貧困層のどんな行動が子育てに良くないかを掘り下げています。
貧困家庭で育った私は、30年前の親に読ませたら私の人生がバラ色になったかも?と思える1冊。読んだ次の日に公園や会社でドヤ顔できる知識が増えます。
3000万語の格差 : 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ|ダナ・サスキンド
このページでご紹介している本の中で、どれか一冊だけを選ぶとしたら、躊躇なく、この「3000万語の格差」を推薦します。
幼児教育によって、その後の学力や能力に差がつくという研究結果を、脳科学者が医学的な視点も取り入れて解説している内容ですが、私はこの本で子供への接し方が大きく変わりました!
しかも、科学的根拠を多数紹介しながら、それを効果的に子育てに活かす方法も記されており、読んだ次の日から行動を変えられます。
私が、人生で数百冊読んできた本の中でもベスト3に入る良書。1万円でも買います。私の妻(保育士歴17年)も「素晴らしい子育て本」だと珍しく意見が一致。
本書が有名ではない理由は、ポップな内容じゃないから。
日本人は「東大に受かる」とか「5分で実践できる」とかキャッチーな育児本が好き。でも、子供の成長のために本当に読むべき本はこれです。
子供が3歳になるまでに読めば、その日から子どもへの接し方が変わります。もし、この本が響かなければツイッターに連絡ください。響かない人の気持を知りたいです。
育児本を無料で読みまくろう
あまりお金を書けたくない方はKindle Unlimitedで育児本30冊以上が読めます。初回1ヶ月無料、もしくは2ヶ月(299円)で読み放題です。子どもをより良く育てる知識を得たい方は、はじめに登録すると成長できます。
1ヶ月以内に解約すれば無料なので、それまでに5~6冊読めば、5,000円分得します。詳しくは下記記事で御覧ください。
【子育てから大人まで役立つ】非認知能力をテーマにしたベストセラー本
上で紹介した3冊は子育ての本ですが、子育て本以外でも、読んでおくべき非認知能力の本を紹介します。
どちらも科学的根拠に裏付けされ、アメリカで売れまくった本。
野球のルールを知らないのに野球が上手な子を育てられないのと一緒で、成功させたいなら成功者のマインドを知るべきです。
こんな本を日本語訳してくれる時代に生まれて良かったです。確実に子育てスキルレベルアップできるから!
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける|アンジェラダックワース
変化の激しいこの先の時代を生き抜くのに必要な力を学んでください。
人生で成功するために必要な力って何でしょうか?その答えを科学的に「やり抜く力(GRIT)」(=非認知能力)だと結論づけたアンジェラダックスワースさん。
彼女はこの研究でアメリカで「マッカーサー賞」(通称:天才賞)を受賞しました。
- 成績が良い生徒が必ずしもIQが高いわけではないこと
- 成績が悪い生徒が必ずしもIQが低いわけではないこと
本書は、この差を「やり抜く力」で科学的に説明しています。
勉強させれば成績が上がる!成績が上がれば成功する!と思っている方。
「大人になって、こんなはずじゃなかった」と失敗しないためにも、ぜひお読みください。他にも必要な能力があることに気づきます!
実は、オーディオブックのamazonオーディブルで「GRIT」が聞けます。私も初回1冊無料キャンペーンを使ってダウンロードして、通勤時間に聞いてテンション上げてます。また、満員電車や、車の運転中にも本を読むのと同じように成長できます。初回1冊無料です。
マインドセット「やればできる! 」の研究
20代に出会いたかった本。
10代~20代前半の私は非常に自己肯定感が低く、毎日、価値のない人生だと感じていました。
そこから非常に苦労して、幸せな人生を歩めるまでになりましたが、この本ともっと早く出会えていれば、もっともっと早く自己肯定感を高められたはず。
実は、本記事で紹介した多くの本で、著者キャロル・ドゥエックの研究が引用されています。それほど有名な研究であり、米国はもちろん日本でも売れに売れています。
多くの社会経験をしてきた方は、メンタルの持ち方が、どれほど仕事や生活に重要か実感していませんか?この本を読んだ方と読んでない方では、メンタルに劇的な差が付きます。
お子さんのメンタルを良い方向に導いてあげるためにも、本書で「マインドセット」の考え方を理解しておきましょう。
非認知能力を高めて子供の人生を変えよう
「成功には非認知能力が不可欠」と、科学的に明らかになったため、世界中の教育現場で重視されています。
日本でも同様。
- 2018年|新しい幼稚園教育要領・保育指針スタート
- 2020年|小学校で新教育指導要領がスタート
- 2021年|中学校で新教育指導要領がスタート
- 2022年|高校で新教育要領がスタート
一方で、子供を育てる親は変わっていますか?
もの凄い速さで世の中が変化している中、親は未だに偏差値至上主義の方が多い気がします。
今回ご紹介した本は、
過去、数々の研究者が「子供を優秀に育てるためにはどうしたら良いか?」という研究をしてノウハウがたっぷり盛り込まれています。
日本人は英語が読めないので、なかなか触れるきかっけがありません。また、国民性なのか、「考えさえられる本」よりも、「キャッチーな勵まされる本」を好む傾向にあります。
キャッチーな本がダメだと言っている訳ではなく、過去の英知を子育てに生かさないのはもったいないという話です。
ぜひランチ1回我慢して、過去の英知を手に入れましょう!私が何冊も失敗して素晴らしい本を見つけておきました!
以上、これから大変困難な時代に突入して子育て大変ですが、頑張りましょう!