せっかく頑張って勉強したけど、社会人になって学力より非認知能力が大事だと分かった。大人になってから非認知能力を鍛える方法はない?
そんな悩みに、30代前半で年収1000万円を勝ち取ったビジネスマンが答えます。東大生の部下もいます。
私は、超貧乏家庭で育ち塾も行かず、大した大学を出ていませんが、非認知能力を駆使して、成果を出し続けています。
- 30代前半で年収1,000万
- 国内特許25件、海外特許5件
- 従業員数万人の企業で社長賞、特許表彰
ですが、はじめから非認知能力が高かった訳ではなく、社会人になってから急激に身につきました。これは自然に身についた訳ではなく、努力して身につけました。
この記事では、私の経験から大人になってから非認知能力を高める方法を、実際のビジネスシーンを交えながら紹介します。
大人の非認知能力を鍛える方法を能力別で紹介
まずは、私が非認知能力を高めるために心がけてる実例をご紹介します。
非認知能力の鍛え方①主体性
自ら、仕事を作り出す能力がなければ勝ち残れません。また、日本企業の人事評価は「なんとなく」。だから、主体性が高いと評価されやすい。
さらに、「頑張ってるな」と思われれば、仲間からの協力も得やすくなるので、倍々で成果が出ます。
step.1|はじめは小さなことからやってみよう!そして習慣化
主体的にやるのは、はじめは難しいものです。だから、小さな事からはじめるのがコツ。
- 朝の挨拶(意外と重要!ポジティブになれる)
- かんたんだけど誰もやらない仕事
- 他の人が行っているかんたんな仕事をやってあげる
まずは小さいことを主体的にこなし、何事も前向きに率先して行うマインドを身に付けました。
step.2|主体性を発揮する数が大事!
なぜなら、自分のマインドも、他人からの評価も、主体性を発揮したの数で評価されるから。
大きな仕事で主体性を発揮するよりも、毎日小さな主体性発揮することが大事。それで、自分も周りの評価も変わります。印象操作とも言います。
step.3|主体的に仕事取りに行け!
「成長する仕事」「成果が出る仕事」を率先して取りに行くことで、「成長しない事務作業」「つまらない仕事」をふられないようにするんです
みなさん1日の業務を振り返ってください。自分が成長した仕事は何分ありますか?おそらく3時間もないでしょう。成長する仕事の比率を高めることが重要。
自分で仕事を選ぶことで、仕事の量や種類をコントロールできるようになったら勝ち!
非認知能力の鍛え方②自制心
自制心は大人になってからロジカルに鍛えられます。
目先のゲームやテレビの誘惑に勝ち、成長できるかは自制心次第です。
step.1|自制心がないのは「理性<感情」の状態だと自覚する
これを自覚するだけで、解決策が見えます。つまり、感情より理性が勝つ状態を作ることができればOK。
step.2|論理的な思考で理性を育てよう!
「論理的な理由付けをする」トレーニングが重要。
例えばすごくかんたんな例ですが、
「見たいテレビがあるから英語の勉強やめよう」ではなく
「見たいテレビがあるけど、来週海外出張で外人と話すからもう少し頑張ろう」
と論理的な理由付けをする癖をつけるように心がけます。
step.3|さらに物事を分解してかんたんな行動に落とし込もう
誘惑に負けるのは、例えば英語の勉強が面倒だからです。だから、そのハードルを下げる。
「見たいテレビがあるけど、来週海外出張で外人と話すから、あと1ページ勉強したらテレビを見よう」 と、物事を直ぐにできそうな小さな目標に分解すると、自制できるようになります。
人は大きな目標や遠い未来の物事に対して頑張ろうとすると、妥協します。
目標をや行動を「ちいさな達成できそうなこと」に分解して、小さいことを我慢する練習を繰り返して自制心を養うのがコツ。
非認知能力の鍛え方③ 問題解決力
どんなビジネスをする上でも欠かせない能力。「優秀な人」はこの能力に長けてます。そしてこれからのAI時代には「答えのない問題を解決する力」が求めらられるので、ますます重要。
【悲報】そう簡単に身に付きません。。
残念ながら、一朝一夕では身につきません。 小さいころからのトレーニングが重要。
【朗報】能力が低くても問題解決ツールを使えば半分は解決できる
できる人は頭の中で問題解決ツールを使います。このツールを使ってトレーニングすれば、できる人の思考術をコピペできて成長できます。
この3つで問題の半分は解決します!
なぜなぜ分析 (トヨタではなぜ?を5回繰り返す)
ロジックツリー (基本中の基本)
マインドマップ (私が一番好んで使うツール)
「問題が何か?」を理解した時点で9割終了
実は上のツールは、「なにが問題か?」がわかるツール。
これが分かれば90%終了。駆使すれば、自然と問題解決力が身につきます。
非認知能力の鍛え方④ コミュニケーション能力
言うまでもなく重要な能力。
純粋なコミュニーケーション能力を上げるのは、性格を変えられないと無理。でも、ビジネスコミュニケーションは伸ばせます。
step.1|当り前すぎる方法だけど、仕事以外の話をする【効果は高い】
仕事以外の話をすると、仲良くなりますね?ありきたりの方法ですが、効果は絶大なので、仲良くなりたい人と仕事以外の話をしましょう!
step.2|仲良くする目的を共有する
意見が対立すると、その人に苦手意識をもったり嫌いになったりしますよね?こんな時は仕事の「目的」を再確認します。
たとえば
「この仕事の目的は、案件がAさんに採用されることが目的なので、B案がよいと思います」というように仕事の目的を頭につけて話します。
要は、「あなたの人間性や意見を否定している訳ではなくて、この目的を達成するためにはB案がいいんだよ」という感じです。
仕事の目的を常に確認しあって、共通の目的に対して頑張っているという雰囲気をつくる。
step.3|それでも建設的に話せない人とは仲良くなるのをあきらめる
重要人物ではない限り、早々にあきらめましょう。その人にかけるエネルギーで仕事の精度を上げた方が効果的です。
私は基本、根暗なので、けっこう諦めてます。
step.4|でも、人に嫌われたらどうしようと思ってしまう人には
私がこのタイプですが、下記のことを言い聞かせて、すこしづつ乗り越えました。ただし、時間はかかります。
- みんな人がいる中で全員と仲良くするのは無理!
- 分かってくれる人が2、3人いればいいや
- 自分が思ってるほど、人は自分を見ていない
- どうせ仕事だ
- 結果を出せば黙るでしょう。仕事に集中。(勝てば官軍)
- 結婚して絶対的な味方ができた
これを実践しているうちにビジネスコミュニケーションは鍛えられます。
非認知能力の鍛え方⑤自己肯定感
自己肯定感が高いと、難しいことにチャレンジできたり、常に自分を成長させようと努力します。仕事はもちろんですが、人生を幸せに生きるために必要不可欠なマインド。
自己肯定感は間違いなく大人になっても鍛えることができます。
なぜなら、私は20代前半まで自己肯定感のカケラもありませんでしたが、今では非常に前向きに人生を生きています!
step.1|1万回「自分はできる」と言い聞かせる
自信をもつのに根拠も実績も要りません。とにかく自信をもつことを考えます。
はじめはもちろん無理ですが、無理やり考えましょう。反復練習です。1万回「自分はできる」と考えたらちょっとだけ自信がでます。
step.2|「毎日ご飯食べれて幸せ!」と言い聞かせよう!
ほんとちいさな事でいいです。「朝早く起きれた」とか「毎日会社に行けた」とか。とにかく自分を褒めます。
言い方は悪いですが、自分よりもっと不幸な人を思い浮かべます。「会社行けない人もいるのに毎日行けた!」「海外にはご飯も食べれない人もいるのに、毎日ご飯があるだけで幸せ!」
あらゆる手段を駆使して自分を褒めます。
step3|「自分は自分」他人の意志はどうしようもできない【自分に集中】
自己肯定感が低いと
「あの時なんであんなこと言ったんだろ。ほんとダメ」
「あの人、今ごろわたしのことバカにしてる。あーあ。。。」
と思いがちです。私も常に人の評価ばかり気にしてました。
「自分は自分。人の考えてることなんか自分ではどうにもできないから、自分ができることに集中しよう!」
他人の意志や行動を気にして、くよくよ悩んでしましますが、他人のことはどうしようもありません。自分のことを考えましょう。(課題の分離)
私は、大人になって、「自分が思ってるほど、他の人は自分のことを見てない」ということに気づきました。友達が失敗しても、そのことをずっと考えたり、思い出したりしないですよね?他人への興味なんてそんなもんです。
step4|最高で唯一の解決策は成功体験をつくること
私の場合も自己肯定感がいちばん育ったのは成功体験があったからです。
自己肯定感の低い自分を受け入れて、苦しみながらも大きな成功を得られるように頑張りました。とにかく頑張りました。
結果、仕事で大きな成果を残すことができて、自信がつきました!
月並みですが、自分が納得できる成果を得られるまで頑張って頑張って頑張るしかない。それが認められた時に、はじめてほんとうの自己肯定感がつく。それまでは自分を騙しつづけろ!です。
辛いですが、行動した人から変わります。
非認知能力の鍛え方⑥くじけない心
チャレンジして失敗することで、成長していくのがビジネススキルを伸ばす基本。チャレンジしなければ成長しません。
までも、失敗してくじけると、そこで止まってしまうので、くじけない心が重要。
step1|失敗したときは名言で勵まされよう♪
単純ですが、力がもらえます。
わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ
トーマス・エジソン
一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である
アルバート・アインシュタイン
諸君は必ず失敗する。ずいぶん失敗する。成功があるかも知れませぬけれども、成功より失敗が多い。失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たなければならぬ。たびたび失敗すると、そこで大切な経験を得る。この経験によって、もって成功を期さなければならぬのである
大隈重信
何事かを試みて失敗する者と、何事も試みないで失敗する者との間には、計り知れない相違がある。
ロイド・ジョーズンズ
苦難は避けられないとあきらめて、なぐさめにこの言葉を唱えましょう。「これもそのうち過ぎゆくさ」
アン・ランダーズ
step.2|死ぬ瞬間を想像する
私がよくやる思考。
普段の悩みのほとんどは、死ぬ瞬間思い出さないことです。
もし、明日死ぬとしましょう。
そうしたら、いまの悩みなんて些細なことだと気づきます。
大きな目で人生を俯瞰して考えましょう。
大人になっても非認知能力はを鍛えられる。ただし行動が必要
具体例で説明してきましたが、一言に集約すると「前向きにどんどん行動する」です。
なぜなら、行動しないで立ち止まっていても成長しないから。行動して成功すれば、成功体験で非認知能力が高まる。失敗しても反省して成長する。
つまり、行動すればするほど成長します。
行動するのが非認知能力を鍛える第一歩
非認知能力が低い人は、行動する前に「失敗したらどうしよう」「やる意味あるかな」「嫌われたら・・・」とブレーキをかけます。昔の私です。
そこを一歩踏み出して行動できるかが、成長のカギ。
行動するためのコツは自己暗示。「私はできる」「必ずやり遂げる」と言い聞かせ行動。
そしてブレーキを踏まないように、意図的にに「何も考えない状態」を作って、行動。考えると行動できなくなるから。
まずは自己肯定感を高めることが重要
なぜなら、「自分はできる」という自己肯定感があれば、前向きに行動できて、他の非認知能力がどんどん伸びていくから。
私も、自己肯定感が高くなってから、行動量や、やる気が増えて、成果を出せるようになりました。
そうすると自己肯定感がますます高まって、より行動できるという成功スパイラルに入ります。
はじめの1歩が踏み出せない人は、自己啓発本を読め
もし、頭では分かっていても行動できない人は、ありきたりな方法ですが効果があります。
私もたくさん本を読んで、マインドをコピーして行動してきました。ほとんどの人は、自分で行動できるほど優秀ではありません。
ポジティブな自己暗示できれば、本はなんでも良いですが、おすすめは「やり抜く力GRIT」です。
全米ベストセラー、日本でも30万部以上売れていて、成功者が持つ非認知能力について書いてます。私の周りでも、優秀な人ほど読んでます。
他にも、自己啓発本が100冊以上読み放題のAmazon電子書籍サービスがおすすめ。こちらも30日無料、1分で登録できます。
無料でも行動しない人がいるので、行動すると勝てます。
すぐ行動してください
繰り返しですが、行動した人から変わります。
本記事を「ふ~ん」と読み飛ばした人や、「明日からやろう」と思った人は、一生会社のグチを言って生きていきます。
すぐに1つでも実行、もしくは自己啓発本を読みはじめた人は、私のように大人になってから成長できます。
「すぐやる」が重要で、恐ろしく差がつきます。社会人なら分かるはず。
以上、非認知能力を高めて成功に近づきましょう。