子どもが小学校に入学する際に、学習教材で学習をサポートしたいと考える人が多いですよね。
ベネッセが展開している「チャレンジタッチ」は、タブレット端末を利用した教材で、幅広い学習内容と充実した学習コンテンツで人気です。
そこで本記事では、実際に小学1年生の娘とチャレンジタッチを使って感じたメリットとデメリットと口コミ・評判についてご紹介します。
タブレット端末でしっかりと勉強するようになるのか不安だという方や、紙テキストを中心とした教材と迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
チャレンジタッチの口コミ評判:実際に使って感じたメリット

まずチャレンジタッチを使ってみて感じたメリットをお伝えします。
- 学習内容が確実に身につく
- 子どもが楽しく学べるコンテンツが豊富
- 子ども自身が学習の見通しを持てる
- メールで学習内容を確認できる
- 英語の学習も充実
では1つずつ説明していきます。
メリット①チャレンジタッチなら学習内容が確実に身につく
1番良かったのが「学習内容が確実に身につく」ということです。
チャレンジタッチでは学習内容についての説明後に、実際の練習問題に取り組みます。
娘は何か失敗すると「分からへん!もうやーめたっ!」となってしまいがち。内心ではどうして失敗したのか理由を知りたいと思ってけど、それ以上に失敗したという事実を受け入れられません。

でも、チャレンジタッチでは、その場で間違っている理由の解説が表示されるので、間違えたタイミングで振り返りができて理解しやすいので、同じ間違いをせずに済みます。
娘も問題を間違えてムスッした顔をすることはありますが、すぐに表示される解説に納得できるようです。
ちなみにこの説明は、問題を解く前のヒントとしても表示できます。自分の答えに自信がなくても、その場で立ち止まって学習内容のおさらいができるのでとっても重宝しています。

練習問題が全問正解だと上の画像のように大きな花丸がもらえます。これだけでも子どもたちは喜んで勉強します。

練習問題に間違いがあった場合は、その場でとき直しをさせて完了になります。
放置せずに解き直すことで、理解を確認できます。

またメインレッスには「ときなおしボックス」に、間違えた問題がここに登録されます。月終わりの忘れた頃にやると、さらに学習内容の定着が図れます!
「間違い→解説→とき直し→さらにとき直し」の繰り返しによって、学習内容を確実に理解していくシステムが、親としては一番良かったです。
ここがポイント!
間違えたタイミングでの解説と2回のとき直しシステムによって、学習内容の定着が図れます。
メリット②チャレンジタッチなら子どもが楽しく学べるコンテンツが豊富
チャレンジタッチでは子どもが楽しく学べる工夫がたくさん。日常的に取り組む「メインレッスン」とは別に、学習用のコンテンツが充実しています。
中でもわが家の子どもがよく利用しているコンテンツをいくつか紹介します。

これは示された絵の中から漢字を見つけるゲームです。漢字を文字としてだけではなく、実際のイメージと結びつけながら認識することができます。
例えば、流れている川をタッチすると「川」という文字が、空から降ってくる雨をタッチすると「雨」という文字が浮かび上がってきます。
漢字なかなか覚えられない子や、これから漢字の学習を始めていく子にはぴったりの学習コンテンツといえますね。

これは同じ漢字を使ったパズルゲームで、漢字をタッチして絵にぶつけることで消していきます。漢字の文字から実際のイメージを連想させていく学習になります。イメージと関連付けながら記憶していくことで、文字だけで学習するよりも定着しやすくなります。
ちなみにこのパズルゲームは先程の絵の中から漢字を見つけるゲームと同じコンテンツに収録されているもので、子どもがコンテンツ内容に飽きないように工夫されています。

これは足すと10になる数字のペアを見つけて消していくゲームです。わが家でも子どもがこのゲームのことを大好きで、毎日のようにやっていました。
夢中になって遊んでいるうちに自然と合わせて10になる数字のペアが頭に入ってきます。知らないうちに計算の基礎を身につけられるので、特にオススメのコンテンツです!

これは足し算を使ったレースゲームです。
コースが途中で別れ道になっていてそれぞれに数字が書かれています。画面に表示された計算の正しい答えの方にタブレットを傾けることで別れ道を進み、答えが正解なら順位が上がるという仕組みです。
算数が苦手な子、算数嫌いな子にはぴったりのゲームですね。

これは画面のアルファベットに合わせて自分でも発音しながら画面をタッチするリズムゲームです。
このゲームの中では、アルファベットが何回も発音され、さらに自分でも真似して発音するタイミングが用意されています。そのためゲームで遊ぶ中で勝手にアルファベットの発音が身につけられます。

この他にもプログラミング学習用のコンテンツや漢字や計算の習熟に特化したコンテンツ、英語の挨拶を発音させるコンテンツなど実に多様な学習コンテンツが用意されています。
しかも毎月1日・10日・20日に新しいコンテンツが配信される仕組みになっており、子どものワクワク感をより一層演出してくれます。
ここがポイント!
学習用のゲームや紙芝居、映像などメインレッスン以外の楽しく学べるコンテンツが充実しています。
メリット③チャレンジタッチなら子ども自身が学習の見通しを持てる
子どもが学習を進めていくうえで重要となるのが「見通し」。あと何回やれば最終ゴールなのか、今はどれくらいまで進んでいるのかということです。
ゴールが明確になっていると、子どもは自分で勉強します。逆にゴールがはっきりせずにあとどれくらい勉強すればいいのかが分からなければ、どうしても続けられません。

その点チャレンジタッチなら毎月「ぼうけんマップ」が配信されて、子ども自身が学習の進捗をひと目で分かるようになっています。
メインレッスンが1回完了するごとにマップにイラストが追加されていき、自分がどこまで学習が進んでいるか、あと何回学習すればゴールできるか見通しが持てます。
マップ左上からスタートして、マップ右下のゴールまで行けば完了です。わが家でも毎回追加されていく冒険のイラストを楽しみにしながら、あと何回でゴールだ、と言いながら頑張っています!

ちなみにメインレッスンの画面でも完了した内容には花丸がついていき、どれくらい頑張ってきたかがひと目で分かるようになっています。
わが家でもこのメインレッスンの一覧を見て、「今月はもうこんなに頑張ったね!あともうちょっとだね!」と認めたり励ましたりしていますよ。
ここがポイント!
「ぼうけんマップ」などで学習の見通しが持て、親も子供の頑張りを認めたり励ましたりできます。
メリット④チャレンジタッチならメールで学習内容を確認できる

チャレンジタッチでは子どものがんばりをメールで受け取れます。メールで確認できるのは次の内容です。
- 学習日時
- 学習教科
- 学習内容
- 練習問題の結果
自宅にいれなくても子どものがんばりを知れるのは、非常に嬉しいポイントです。漢字の学習になると解き直しが増えるな、算数は毎回100点だな、といった子どもの得意不得意の把握にも役立ちますね。
またチャレンジタッチにはメール機能も備わっています。チャレンジタッチから登録してあるパパ・ママにメールが送れたり、逆にチャレンジタッチ宛にメールを送ったりもできます。
よく子どもに「頑張ったね!」とメールを送ったり、逆に子どもは「はやく帰ってきて!」というメールを送ったりしています。このコミュニケーションも子どものがんばりを励ましていく有効な手段ですね。
ここがポイント!
メール機能を使って、子供のがんばりを確認できます。
メリット⑤チャレンジタッチなら英語の学習も充実

チャレンジタッチでは「チャレンジ イングリッシュ」という英語学習用のコンテンツが用意されており、追加料金無しで英語学習も行えます。

学習内容は学年ごとではなくレベルごとに別れており、自分にあったレベルから始められます。
わが家の娘も英語学習をほとんど行ったことがなく自信がありませんでしたが、低いレベルから自分のペースで進められました。

ちなみに始める前にかんたんなレベルチェックがあり、子どもにあったレベルを判定してもらえます。判定されたレベルをもとに親子で判断し、最終的に開始するレベルを決めていきます。
本来なら「Listening (聞く)・Speaking (話す)・reading (読む)・writing (書く)」という4観点で学習が進んでいきますが、レベル1では「Listening・Speaking・Vocabulary (ボキャブラリ)・Alphabet (アルファベット)」の4観点で学習がスタートします。

レベル1ではAlphabetの学習からスタートです。上の画像はアルファベットの発音を聞いて、アルファベットの文字を選ぶ学習です。アルファベットの音と形を習得していきます。
子どもの中ではどうも「L・M・N」あたりの認識があやふやらしく、意外と苦労していました。

次に入るのがVocabularyの学習です。Vocabularyでは色の名前を覚えていきます。
英語の発音を聞いて合う色を選んだり、逆に色をを見て合う発音を選択したりします。日常生活の中でよく耳にする色も多いので、困ることも少ないでしょう。

Vocabularyの次に入るのがListeningです。Listeningでは登場人物の2人が会話している様子を聞き、それに合うカードを選びます。
子どもは英語で会話を聞いたことがないので、一番苦労していました。ただ、徐々に聞き取れる単語だけでも判断できることに気付いて、なんとかやりきっていました。

最後に入ってくるのがSpeaking。画面で示される場面に合う挨拶内容が発音されるので、それを真似して発音します。
ここでは初めの内容を紹介しましたが、この後それぞれの観点毎にレベルアップしていって、最終的には中3・英検3級レベルまで伸ばしていくことが可能です。これだけ充実した英語学習ができて、しかも追加料金無しというのが本当にびっくりです!
ここがポイント!
レベル別の英語学習で、子どもに合った英語を学べます。
チャレンジタッチの口コ評判:実際に使って感じたデメリット
チャレンジタッチを受講してみてデメリットだと感じた点は次の4点です。
- 漢字の練習が難しい
- 基本は選択問題なのでじっくりと考えずに答えてしまう
- 同じタブレット端末を複数年使わないといけない
- 赤ペン先生の問題が年3回のみになる
1つずつ説明していきましょう。
デメリット①鉛筆で字を書く練習にはなりづらい
鉛筆で文字を書く時は、手首を机上に着けて書くのが普通。手首を着いて書いた方が指先が安定して、筆圧が強くてきれいな文字を書けるからです。

タブレット端末ではそうはいきません。手首を着くとその場所が反応してしまうため、どうしてもペン先以外の場所はタブレットに着けずに書く必要があるのです。
漢字に対する理解を深めたり、書き順や形を覚えたりするのには非常に効果的ですが、字をきれいに書く練習としては効果が薄いと感じます。
本格的に字の練習をしようと思うと、紙の教材を利用するなど別の対応をとった方が効果的でしょう。
デメリット②基本は選択問題なのでじっくりと考えずに答えてしまう
問題の解き方が分からない時は、どうすれば答えにたどり着くことができるのかじっくり考えることが大切です。じっくりと考えることで一段と理解が深まるとともに、似た問題が出題されたときでも応用がきくようになるでしょう。

しかし問題は基本的に選択問題で出されます。よく考えなくても、目の前に提示された選択肢の中から選ぶだけで答えられてしまうのです。

間違えた場合に解説も提示されますが、それすら読まずに次に進んでしまうこともあります。

そんなときこそ重要になってくるのが「ときなおしボックス」。メインレッスンの終わりに、もう一度間違った問題をやり直すことで学習内容の定着が図れます。
ときなおしボックスの問題をやればじっくり考えるようになる訳ではありませんが、確実にやりきることで間違えた問題を理解して進むようにしましょう。
デメリット③同じタブレット端末を複数年使わないといけない
チャレンジタッチを申し込んだ時点でタブレット端末の利用が開始されますが、この端末は毎年新調されるわけではなく、ずっと使い続けていくことになります。
タブレットというのは大人でも落としたり踏んだりして、ただでさえ破損が多い機器です。ましてや子どもが毎日のように利用するのに、破損しないほうがおかしいくらいです。

わが家でも毎日のように利用していることもあり、使い始めて半年ほどで角の部分が破れてきてしまいました。利用には問題ありませんが、今後さらに長持ちするとは到底考えられません。
使い始めてから1年間は機器保証で自然故障の場合のみ対応してもらえますが、落としたり踏んづけたりした場合はもちろん対象外です。ちなみに新しい端末への交換は19,800円 (税込み) です。
年間1,860円 (税込み) から申し込め、自己破損もサポート対象で3,300円 (税込み) で新しい端末に交換してもらえます。ただしタブレットの到着前しか申込みが出来ませんので注意してください。
デメリット④赤ペン先生の問題が年3回のみになる
赤ペン先生といえば、チャレンジの代名詞とも呼べるサービス。自分の答案に対して、細かな評価やアドバイス、励ましのコメントなど温かいメッセージがもらえます。
そんな赤ペン先生の問題ですが「チャレンジ」なら、特定の月を除いて基本的には毎月行います。学習のまとめとしての位置づけにもなっているため、メインテキストでの学習後に利用する人も多いでしょう。
赤ペン先生も担任制になっていて、メッセージのやりとりを楽しみにしている子どもも少なくないと思います。

しかし「チャレンジタッチ」では、1カ月の学習のまとめ問題がタブレットの中で個人に合わせて出題されます。そのため、赤ペン先生の問題は年に3回しかもらえません。赤ペン先生のメッセージが少なくなると思うとちょっと残念です。
ちなみに赤ペン先生の問題は写真で撮影して提出することで、採点してもらった答案をタブレットで見られるようにもできます。もちろん紙のまま提出したり、受け取ったりすることも可能です。
「チャレンジ」と「チャレンジタッチ」の違い
進研ゼミ小学講座では「チャレンジ」と「チャレンジタッチ」の2コースが用意されています。大きな違いは紙テキストを中心とした学習か、タブレット端末を中心とした学習かの違いです。
- チャレンジ → 紙テキストを中心とした学習
- チャレンジタッチ → タブレット端末を中心とした学習
チャレンジの主な特徴
細かい点でいうと、チャレンジには次のような特徴があります。
- 紙テキストの他に、チャレンジスタートナビという小型のデジタル端末で学習を行う
- お風呂で使える漢字ポスターや黒板・チョークがもらえる
- 赤ペン先生が担任制となる
チャレンジタッチのように多機能なタブレット端末は使えませんが、チャレンジスタートナビという小型端末が利用でき、漢字や計算の反復練習に加えて、英語学習などが行えます。
また赤ペン先生が担任制になります。成長を見届けてもらえるというのは嬉しいですね。子どもも自分のがんばりを見てほしいとより一層感じるでしょう。
鉛筆を使って書く力を付けさせたいということであれば、紙テキストを中心とした「チャレンジ」がおすすめです。
チャレンジタッチの主な特徴
一方、チャレンジタッチには次のような特徴があります。
- その場で自動採点、およびとき直し機能がある
- 学習内容に合わせた様々な学習コンテンツが利用できる
- テストに似た紙の問題集でテスト対策もできる
またタブレット端末での学習だけでなく、紙での問題集もあります。ぜひ本番のテスト対策として活用したいところです。
子どもに楽しく学ばせて学習習慣を付けさせたいということであれば「チャレンジタッチ」がおすすめですね。
チャレンジタッチの料金
各学年のチャレンジタッチの料金は、以下の表のようになっています。
学年 | 毎月払い | 12カ月分一括払い | 学習内容 |
---|---|---|---|
1年生 | 3,680円/月 | 2,980円/月 | 国語・算数+英語 |
2年生 | 3,680円/月 | 2,980円/月 | 国語・算数+英語 |
3年生 | 4,490円/月 | 3,740円/月 | 国・算・理・社 +英語・プログラミング |
4年生 | 4,980円/月 | 4,430円/月 | 国・算・理・社 +英語・プログラミング |
5年生 | 5,980円/月 | 5,320円/月 | 国・算・理・社 +英語・プログラミング |
6年生 | 6,440円/月 | 5,730円/月 | 国・算・理・社 +英語・プログラミング |
支払い方法ですが、「12カ月分一括払い」を選択した方が年間支払う額は6,000~9,000円ほど安くなるため、お得に利用できます。
ちなみに途中退会した場合は、受講済み月数に適用できる支払い方法 (6カ月以上受講していれば6カ月分一括払い+残り月分) で計算し直して、残りは返金されるので安心。
とりあえず12ヶ月一括払いがおすすめです。

進研ゼミ小学講座にはタブレット端末を使って学習をする「チャレンジタッチ」と、紙での学習を中心とした「チャレンジ」の2コースありますが、どちらも共通した値段設定となっています。
基本料金内で、英語やプログラミングについても学習できるのは嬉しいポイントですね。英語塾に通わせようと思うと、それだけで5,000円程度はかかってきてしまいますから。
チャレンジタッチの口コミ・評判
チャレンジタッチはスマイルゼミと比較されますが、チャレンジタッチはゲーム性が強いのがメリットでもあり、デメリットでもあります。
これまでお勉強に意欲を示さなかった子がチャレンジタッチで楽しく学べるようになった話もありますが、ゲーム性があるので親御さんが拒否反応を示すケースもあります。
まずは資料請求して中身をお子さんと吟味するのが良いかもしれません。
スマイルゼミとの比較は「【比較】スマイルゼミとチャレンジタッチの違いは?どっちがおすすめ?ブログで解説!」で解説してますのでご参考ください。
チャレンジタッチで学ぶことの楽しさや喜びを感じさせてあげよう
本記事ではチャレンジタッチを実際に使ってみて感じた内容についてお伝えしてきました。
学習内容を定着させるのは非常に重要なこと。でもそれ以上に大切なのは「学習習慣を身につけること」です。特に低学年のうちから家庭で学習する習慣が身に付けば、コツコツと学習を重ねて高学年や中学校でも大きな成果につながると思っています。
早いうちに学習習慣をつけて、勉強が難しくなる高学年で理解不足なるのを防ぎましょう!
進研ゼミでは無料体験教材や資料請求もできますので、ぜひご活用ください。

書いた人

shufukaneko
2娘のパパ
10年続けた小学校教師を育児のために退職。関わってきた子どもの数は1000人以上。経験をいかして自主性を育てる育児を実践。現在は主夫兼ライターとして子育てを楽しくする情報を発信中。
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